副理事長所信

個人の自立性と社会の公共性が相互補完する街へ 副理事長 渋谷 真和

Executive Vice President   Masakazu Shibuya

本年度のスローガンの一部「One for all, all for oneの街づくり」を未来へ提唱するに当たり、私は2011年3月11日の東日本大震災を思い起こさずにはいられません。

日本の国土は全世界の0.28%ですが、全世界で発生したマグニチュード6以上の地震の20.5%はこの国で発生しています。そんな地震大国にすむ我々でさえ震撼させたあの自然災害の中で、日本人は暴徒と化す事無く公共性を維持していました。これは個人の力か、組織の力か。組織の中枢を担ううえで、このジレンマを読み解く必要があります。

JC宣言は、「個人の自立性と社会の公共性が生き生きと協和する確かな時代を築くために率先して行動することを宣言する」という一文で締めくくられています。この様な概念は「One for all, all for one」や「大一大万大吉」などの言葉や、東日本大震災時の世界からの救助援助活動等、国や時代を超えた普遍性を持っています。Oneがいなければ allはありえず、all無くしてOneを助ける事は出来ません。防災の基本は自助・共助・公助と言われます。即ちOneと allは言語的な対義ではなく、相互補完しなければなりません。

昨年町田市は市政施工60周年を迎え、約43万人の人々が暮らす大きな街となりました。町田青年会議所も52年目は100名近いメンバーが在籍しております。改めてこの大きな街に根ざし時代に適した運動を再構築する必要があります。その源泉とは何か。市民が市を形成する様に、メンバーが町田青年会議所を形成します。組織としての力をより発揮するには、個人としての力を高めねばなりません。私の在籍年数もベテランの部類に入り、2度目の副理事長を拝命する事になりました。私だけの力ではなく、先輩諸兄から受け継いできた知識や経験を総動員し、町田青年会議所の本質である運動発信団体としての運営を再度整えると同時に、全メンバーが個人として多くのものを得られる機会を展開してまいります。

個人の自立性を率先して高め、社会の公共性を高める。それが実現した時「One for all, all for one」が指し示す二度目の「one」は、本来持つべき意味「1つの目的」となります。「未来への START!今こそ叫べ、青年の夢!! ~One for all, all for oneの街づくり~」をスローガンに2019年度も町田を駆け抜ける事を宣言し、副理事長所信を締めくくらせていただきます。

 

 

地域に信頼される組織として育む人材と地域愛 副理事長 伊藤 秀俊

Executive Vice President Hidetoshi Ito

2019年度は、昨年の会員拡大の成功により100名を越すメンバーと共に迎えます。もし、その1人1人がJayceeとして運動発信が出来るようになれば、地域にとてつもないインパクトを与える事ができ、地域に無限の可能性と大きな夢が広がると思います。

現在のメンバーの入会の動機は十人十色様々ではありますが、これまで諸先輩方が築きあげてこられた町田青年会議所の魅力と運動を通した多くの学びや気づきによって、人としての器を大きくし、自己成長を遂げる必要があります。

また、2019年度の基軸である「人材育成」の実現には、メンバー1人1人が青年会議所について理解する必要があります。そして「人は人でしか磨かれない」という言葉があるように、メンバー同士が刺激し合い、切磋琢磨しなければなりません。この人材育成は今後の青年会議所の未来の礎となると確信しています。

そのために、我々が先輩方から受け継いだ青年会議所の存在意義や、運動の意味を次世代を担うメンバーに伝えていきます。さらに例会や事業は、参加することで、JCとしての『原体験』となり、地域に対する想いを抱き、自己成長を実感してもらえるような場として導いていきます。

また、青年会議所運動は職場の方々と家族の理解なくしてはできません。自分を支えてくれている多くの人への感謝を忘れずに運動展開をしていきます。

「夢なき者に理想なし。理想なき者に計画なし。計画なき者に実行なし。実行なき者に成功なし。故に、夢なき者に成功なし。」という格言があるように、我々青年会議所メンバー1人1人が、Jayceeとして自覚と覚悟を持ち、自ら行動することで、地域や人を想える人材に成長できる、町田青年会議所を創りあげていきます。

 

 

個と個が掛け合わさる組織力 副理事長 鈴木 大勇

Executive Vice President  Daiyu Suzuki

2019年度の町田青年会議所は、仲間とともにそれぞれの自身を高め合い、地域の皆さまとともに歩み、手を取り合うことで運動を展開してまいります。52年目の新しいスタートとして町田青年会議所がこれからも地域に必要とされる団体であるよう邁進してまいります。

仲間意識の向上は青年会議所運動をともに行う中で互いに育まれ、大きな絆を生み出し、そこで出逢う仲間は大切な宝ものです。その仲間が一人ひとりの個の確立をすることで、組織にとって大きな力となり、町田青年会議所の組織力に繋がります。個の確立は「感謝する気持ち」「相手を思いやる気持ち」「前向きな気持ち」を胸に刻むだけの事であり、組織で大切なことは「相手のために何をしてあげられるのか」です。町田青年会議所メンバーが持っている力や良いところを最大限に引き出し、元気で活気のある個を確立し、個と個が掛け合わさる組織運営を目指していきます。

2019年度は会員拡大、個の確立から生まれる組織力の発展・向上を基盤とした構築を行い、この仲間とともに運動を興し、私たち町田青年会議所が先導となって「地域・仲間・社会・家族」が更に豊かで温かい気持ちで溢れる「まち」でいられるよう運動に励んでまいります。

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